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はじめに突然の海外赴任。慣れない土地では不安がいっぱい。ましてや海外となると心配事はますます増えます。言葉の問題や宗教・慣習の違い。国内の転勤とは違い、日常の買い物すら慣れるまでに時間がかかることでしょう。しかし見方を変えれば、異文化に接するまたとないチャンス。積極的に情報を集め、ステキな仲間に回り逢えれば、これまでに体験したことのない有意義な時間を過せることでしょう。家族にとってもよい想い出がたくさんできるはずです。渡航準備 パスポートの取得外務省のパスポートに関するページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_2.html パスポートの申請は下記の書類を整え、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請する。申請後、通常1週間程度(土・日・休日を除いて)で交付を知らせるハガキが来るので、申請の時に渡された受理票(受領証)とハガキと手数料(必要額の収入証紙及び収入印紙を受領証に貼る:大抵パスポート申請窓口で売っている)を持って本人が旅券事務所に行って受取ります。 子どもと同様に(0歳児でも)パスポートが必要で、パスポートを受け取る際には、必ず子ども本人も連れて行かなければなりません。 申請に必要な書類 ( 有効な旅券を返納して申請する場合には、一部の書類は省略できる)1. 一般旅券発給申請書 2通 2. 戸籍抄本か謄本 1通(申請日前6ヶ月以内に作成されたもの) 3. 住民票 1通(申請日前6ヶ月以内に撮影されたもの) 4. 写真 1枚(縦4.5cm×横3.5cm;6ケ月以内に撮影) 5. 申請者の身許確認書(運転免許証、健康保険証など) 6. 官製ハガキ 1枚 7. 印鑑 8. 前回発給を受けた旅券(身元確認のために、健康保険証・母子健康手帳・市区町村で発行される医療証などが必要です。それらがない15歳未満の子どもの場合は法廷代理人の運転免許証、または有効なパスポートでも構いません。)パスポートの有効期限に注意しましょう国によっては、パスポートに一定以上(3ヶ月から6ヶ月程度の例が多い)の有効期限が残っていることを要求している場合があります。パスポートの有効期限まで1年未満になった段階から、新しいパスポートの薄給を申請することができます。 役所への届け出 国外転居届け 住民票を市役所・区役所などから、抜いておきます。その際、印鑑登録も抹消の手続きを取ります。転出先の住所が決まっていなくても、国名や省名、市名などがわかれば転居の2週間前から届け出可能です。 国民年金の手続き 海外在住中は中断することも、任意で継続することもできます。任意継続の手続きは、役所の国民年金課か日本国民年金協会で行えます。保険料の納付は、協会指定の銀行に非居住者円普通預金口座を設け、自動引き落としにすると便利です。 所得税海外居住者は、日本では「非居住者」扱いとなり日本の所得税はかかりませんが、給与以外に所得がある場合は、別途申告して納税する必要があります。たとえば海外転勤の場合でも、日本国内で不動産の貸付け等による所得がある場合には、物件所在地を管轄する税務署に確定申告をする必要があります。 (詳細は「国税庁タックスアンサー」の所得税項目参照)渡航以前に収入があった場合は、出発前に申告しますが、申告が間に合わない場合や渡航後の収入は、納税代理人を指名して税金の納付を代行してもらうことになります。。 住民税 住民税は、前年の所得に応じて日本の居住地で徴収されますます。前年の途中で海外転居した場合でも、その年の住民税が徴収されます。税額は毎年6月に決定するので6月以降に渡航する場合はその前に一括納入し、6月以前に渡航する場合は、納税代理人を指名して税金の納付を代行してもらうことになります。会社派遣の場合は、住民税は会社を通して天引きで徴収されているはずですので、会社と各自治体がやり取りを行うのが原則です。 固定資産税 日本に固定資産(土地・家屋)がある場合、海外居住者でも支払いの義務があります。銀行引き落としの手続きをしておくと、毎年自動的に引き落としてもらえます。納税代理人を指名して税金の納付を代行してもらうこともできます。 その他の諸手続き国際免許証の取得国際免許証は1年のみ有効という国から、現地の免許証への書き換え可能という国まで、いろいろですが、日本の運転免許試験場で簡単に申請できますので、とりあえず取っておくといいでしょう。申請方法は、以下の必要書類をそろえ、地元の運転免許試験場で行います。<必要書類>
電気、ガス、水道止めたい日の1週間〜3日前に営業所に連絡すれば、出発当日に清算してくれます。停止手続きを行わない場合、毎月の基本料金を支払うことになります。電話 1 カ月前か116番で、取り外し・一時取り外し工事の受けつけをしてくれます。口座振替を利用している場合は、銀行で振り替えの停止手続きをします。電話番号を変えたくない場合は、毎月の基本料金を払って局に保管してもらいます。権利だけの保留は無料で5年間有効です。NHK最寄りのNHK営業センターに連絡すれば、利用期間中の清算をしてくれます。半年・年払いの受信料は清算して返金してくれます。 郵便物の転送郵便局に転居届を出します。郵便物の海外転送はできないので、親族などを転送先とすることができます。転送期間は1年で、期限前に届ければ、さらに1年までの延長が可能です。 リロケーション・サービス持ち家を不在の間、賃貸した場合は、リロケーション専門業者に頼むと手間が省けます。 海外引越し手順大きい物や急ぎでない物は船便(配達まで約1ヶ月)で、到着後すぐ必要な物は航空別送手荷物(Unaccompanied Luggege、通称アナカン)で送ります。駐在員として赴任する場合は、会社が引越業者を指定し負担してくれるところが多いです。個人で頼む場合はアメリカに支店を持つ業者に頼むと便利。見積もりは大抵無料なので早目にチェックしておきましょう。
ヤマト運輸 http://www.kuronekoyamato.co.jp/ 西濃運輸 http://www.seino.co.jp/seino/hikkoshi/a0401.htm アート引越しセンター http://www.the0123.com/moving/kaigai/
http://www.yusen-fc.co.jp/kaigai_hikkosi.html日本通運 http://www.nittsu.co.jp/heart/他【国別注意点】インドネシア・・・インドネシアをはじめ東南アジア、中東ではイスラム教の国がたくさんあります。ここでは年に1回ラマダン(断食月)がありおよそ1ヶ月続きます。その後にはレバランといわれるイスラムのお正月があります。この1ヶ月〜1ヶ月半の間人々はいつも以上に熱心に祈り宗教に帰依します。そのため会社の仕事はかなりペースダウンします。また場合によってはストップしてしまいます。日本国内からの引越し荷物の輸送などは、この時期にかからないような配慮が必要です。 |