中国武術を語るとき、よく言われる六合とは「神と意」 「意と気」 「気と力」が合う゛内三合"と「手と足」 「肘と膝」 「肩と胯(股間)」が合う゛外三合"から成る
動作上の要訣である。
この六合に則って動くことで初めて正確な動作で動くことができ、武術的な価値も
生まれるのである。
しかし六合に則って動くということは、中々容易な事ではない。
それこそ精密機械のような繊細さが要求される。 そこで太極拳では正確な動作を体得するために丁寧にゆっくりと動き勁を外面に出さないで、内勁重視で練習するのです。
神と意=精神を集中して意念を起こす。
意と気=起こした意念をもって気を導く。
気と力=その気を力に変える。
その力が勁力である。 (内三合)
「肩・肘・手」と「胯・膝・足」が、どのような対応関係になっているか。
これを常に念頭に置き、からだ全体のバランスを調整していくことが大切なのです。 すなわち右腕の「肩・肘・手」と左脚の「胯・膝・足」そして、左腕と右脚をそれぞれあわせる。 つまり(外三合)の要領です。

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