[1]   台湾高速鉄道











台湾高速鉄道 営業開始

200715日 板橋―高雄(左営)間が暫定開業

世界で始めてのBOT(民営により建設、運営して35年後に政府に移管)による高速鉄道プロジェクトである台湾高速鉄道(TAIWAN HI SPEED RAIL)は、15日に開業となりました。 
1999
1228日、日本連合が優先交渉権を
受けてから、ほぼ7年を経過して、ようやく開業の運びとなりました。
交通部は、昨年1224日に最終監査結果を検討して合格とし、1227日営業許可を台湾高鉄公司に与えました。

 

1,左営車両基地にて

2,台中市内にて

概要 

 延長           台北―高雄(左営)間345Km

最高速度                    300km/h

最小曲線半径               6350m

最急勾配                    25‰(一部区間35‰)

輸送量想定        16万人/日(開業時)

到達時分         90分(台北―高雄間最速)

列車編成         12両編成、定員986

台北車站

板橋車站

桃園車站

新竹車站

苗栗車站

台中車站

彰化車站

雲林車站

嘉儀車站

台南車站

高雄(左営)車站

3,路線図

停車駅

2007/02/03

事業の経過

備考

台湾高速鉄道(TAIWAN HI SPEED RAIL)は、台湾版新幹線とも言う。
新幹線の定義:主要都市の間を時速200キロ以上の高速度で結ぶ鉄道




























走行試験

1996年、台湾政府は台北―高雄間約350キロの高速鉄道プロジェクトをBOT方式により建設・運営すべく、その事業者を募集しました。
欧州システムをベースとして提案した「台湾高速鉄路連盟」(優先交渉権後は台湾高速鉄路股[イ分]有限公司)が19987月に事業権契約を締結しました。その後、日本連合はE&M(車両・電気設備)について巻き返しを図り、日本の新幹線の初輸出が可能となりました。土木工事は20003月より、またE&Mは、20013月より工事が開始されました。一方、軌道についても高速区間の大半を日本連合が20027月、20032月に受注しました。

開業に向けて

台湾高速鉄道の開業は当初200510月末を予定していましたが、これを200610月に変更しました。しかし、営業運転の準備、開業監査の過程などから昨年127日に計画していた内外関係者を招聘しての開業式典もキャンセルとなりました。
今回の開業は板橋―高雄(左営)間であり、かつその列車本数は、所要運転士の確保等から1時間に1本程度の19往復にとどまり、当初計画していた運転本数からは、大きく乖離していますが、営業運転に至ったことは誠に喜ばしい限りです。
日本の新幹線の初輸出として台湾を快走する姿は、私もそうですが、このプロジェクトに携わった多くの方にとって極めて感動的なものになりました。1日も早く全線で所定の列車が確実に走行し、台湾の方の動脈として位置づけられんことを願ってやみません。

 

20058月末より南部の試験線区間で走行試験が開始され、10月末に目標最高速度の315キロを達成しました。
その後、台中、桃園、板橋までと区間を区切って試験を実施し、20058月末までに今回暫定開業区間である、板橋―高雄(左営)間の走行試験はすべて完了しました。走行試験の完了した区間では、欧米人運転士による訓練が進められました。

 














関連サイト

http://www.thsrc.com.tw/tw/index.htm

台灣高鐵

台湾情報-11